11月3日 カレーノートワークショップ

この日は、10年間カレーのZineを作っているカレーノートの宮崎希沙さんと、大塚バージョンのカレーノートを完成させる日でした。

まずは、宮崎さんからカレーノートの話と、書くポイントを聞きます。

そのあとはいよいよ、大塚の町に繰り出して、自分で気になるカレー屋に食べに行きました。

私が食べに行ったカレー屋のパキスタンの店員さんにも、おススメのカレーをカレーノートに書いてもらった。

はじめて大塚にきた時から、インド、パキスタン、ネパール、ベトナムと、多国籍な町だと思ったので、基地からの徒歩圏内にいろんなカレー屋がたくさんあって、参加者それぞれ散らばって行きました。

戻ってきて、みんなでノートに書き込み中。

印刷して、束ねて、ホチキスで留めて、完成です!すごい厚さの大塚版カレーノートができました。

11月2日 BL is Dope

この日は、ミュージシャンのニイマリコさんと、OLのヒロポンさんという、BL好きの2人によるトーク企画「BL is DOOP」でした。

この人気トーク企画には、前から気になっていましたが、あまりBL(Boys Love)にはまって来なかった身としては、なかなか参加する機会がなかったので、今回、ガリ版印刷発信基地で開催してくれることになり、とても楽しみにしていた企画でした。

トークは思っていた以上に社会派な内容でした。BLのこんなマンガが好きとか、こんな設定がたまらないとか、そう言う話なのかと思っていたけど、とんでもない。世の中の事をBL的な視点で観察して考えてみると言った内容。映画や音楽や社会問題など、テーマは様々。BL的な視点で見ることは、あたりまえの視点を疑い、もっときめ細やかく、丁寧に、優しく世の中に寄り添うよう姿勢だと思いました。

とにかく、ニイさんとヒロポンの話が面白くて、4時間くらい喋りっぱなしなのに、全然物足りないないほど。あと、話を聞いていて、観たいと思った映画が増えました。

10月31日 小学校と幼稚園の授業ふたたび

10月31日、この日は朝8:30からインターナショナルスクールの3年生と4年生の美術の授業に参加しました。

先週は1,2年生のクラスで大きな絵になるポスターを作る授業を行いました。今回は3,4年生ということで、生徒がそれぞれ自分のZineを作ることに挑戦です。

紙を渡されて「自由に好きなものを書いてみよう」と言われても、なかなか手が動かない生徒たち。好きな動物、夏休みの思い出、自分の紹介など、なんでも良いとアドバイスしても全く手が動かないまま時間が過ぎていきます。I-padをみて好きなアニメのキャラクターを検索するけど、見てるだけで描くことはしない生徒…。

1.2年生の時はみんな勢いよく描き出したので、ギャップに戸惑いました。

後に先生のひとりが話してくれたのは、「小さな学校で、美術の先生は居なく、幼稚園の時から同じ仲間。小学校以前の育ち方もバラバラで、いわゆる日本の義務教育や、幼稚園のような環境で子供の時から自由に絵を描くことをして来なかった子も多い。」とのことでした。

しかしそこは、きっかけを見つけ、少し火が着くと、テンションが上がる子供たち。なんとか仕上げてもらい、ガリ版印刷発信基地に移動します。

大塚の商店街の中をみんなで移動。

基地で、今書いた原稿を印刷しました。

印刷すると、なかなか良い仕上がり!

11:00からは、先週伺った幼稚園の子ども達が基地にやって来ました。

先週折り紙で作った、イスラム模様をイメージしたコラージュの印刷を見学してもらいました。

印刷の見学が終わって、幼稚園に戻ります。

印刷をした模様を壁に貼りました。

そのあとはみんなの模様を一枚ずつ束ねて本を作りました。みんなで丁合作業も大変。大騒ぎ!
貼った壁の前で記念写真
幼稚園のみんながお礼にくれた色紙

10月27日 読めないマンガをつくろう

10月27日、今日は秋元机さんと、ワダヨシさんによるトーク&ワークショップです。

前半のトークは、外国のチラシや段ボール、古い印刷物を集めてコラージュしたり、どこかの国にありそうな架空の文字を描いたイラストやマンガ作品をつくっている秋元さんの作品を敬愛するワダヨシさんが案内役となり秋元作品の魅力について語るトーク。

秋元さんが海外で買い求めている印刷物やコラージュ作品を沢山持って来てくれました。

後半はワークショップ。秋元さんが描いたキャラクターや読めない文字、吹き出しをコラージュして4コママンガを作ります。

真剣に切り貼り…

みんなの1ページを印刷してまとめて表紙をつけて、1冊のマンガ本が完成!

秋元さんがほぼ日で不定期連載しているマンガのキャラクターが表紙

読み応え?のあるマンガ本になりました!

10月25日 ゆる飲み文学会

10月25日。今日はHandSawPressの人気企画、シャラポア野口のゆる飲み文学会でした。

HandSawPress で毎月行っている読書会。普段はミュージシャンであり文学青年のシャラポアくんが進める、渋い純文学を読んでいるのですが、精神科医の神田橋條治先生の本がよいので読んでみようということになったら、これがとても面白い本でとても盛り上がりました。

知り合いの精神科医で、同じくミュージシャンの星野概念さんにこの話をしたら、

「まさか、医者以外の、しかもミュージシャンとかデザイナーからこの本の話が出るとは思わなかった!僕は神田橋條治先生で論文を書こうと思っているほど傾倒しているんです。今度僕もその読書会参加したい!」

とこちらもまた盛り上がり、今回F/Tで念願だった、神田橋條治読書会を再開したのです。

シャラポアくんの幼稚園からの幼馴染、ニイくんは、普段古本屋業を営んでいる文学青年で、そもそもシャラポアくんにこの神田橋條治を勧めた本人です。彼は神田橋條治の本を鬱っぽく辛い時に読んで、からだと心の状態を取り戻したとのこと。

この本は、からだと心の話で、特に言葉による概念をファントムと呼び、ファントムに人は支配されているが、ファントムとうまく付き合い、からだと心のバランスを保つことの話を書いています。

みんなからの質問に精神科医的立場から答える星野概念さん
概念さんセレクトの奈良吉野の酒、花巴を飲みながら話しが広がっていきます。

再来週の第2夜は、感想文を持ち寄って話すことに。みんな書いてきてくれるのだろうか…?

10月24日(3) BarZINE 高野ひろしさんとトーク

幼稚園でのワークショップが終わったあと、通常のオープンがあり、さらに夜からはBarZINEもあるという、フルで催しがあった1日。最後のBarZINEは向かいのクラフトビールバーでのトークです。

第2夜目のゲストは、大塚北口で家業のガラス屋さんを営みながら、ペンギングッツのお店の店主も務める高野ひろしさん。

大塚のリサーチを初めてら2回目くらい、7月始めにみんなで面白そうな店だからと、なんとなくいってみたのが出会いでした。

お店の商品がほとんどペンギンものだったり、手作りのミニ本が置いてあったりと気になって話しを聞くと、なんと15年以上ミニコミを続けていたり、町歩きの雑誌のライターをしていたりと、まさにZINESTERなおじさんでした。

今は、高野金治郎商店というミニコミを発行しているけど、1年前に発行したきりだというので、ガリ版印刷発信基地で印刷するから最新号を書いてくれることになり、今回その発行に合わせてトークのゲストにも出演してもらうことになりました。

高野さんが、1983年くらいから続けている「イカの筋肉」という手書きのミニコミの過去のファイリングをたくさん持参してきてくれて、みたらなんと400号越え!様々な雑誌への掲載を変遷して続いたらしく、雑誌でも手書きスタイルは続けており、さらに毎回違う消しゴムハンコの印まで押された一枚の積み重ねに、続けることの重みを感じました。

高野さんは生まれも育ちもずっと大塚。大塚の昔と今の話しになり、

「昔は良かった、と言う人もいるけど、都市というのは変わらないといけないものだと思っているんだよね。変わってもそこでまた面白いものや人を見つけながら住んで行くのが大切だし、僕はそうありたい。」

という話が、とてつもなくグッと来て感動してました。

ペンギンのFRP製の置物(銀之輔)を連れて町歩きしている高野さんの前向きな視線に励まされ、ぐいぐいとビールの進む夜でした。

次の土曜日に銀之輔がガリ版印刷発信基地にも来てくれました。

10月24日 (2) 幼稚園にワークショップに行く

10月24日は、小学校のワークショップが8:30から10:05まであり、なんとその後も11:00からマスジド大塚の隣にある幼稚園にも伺ってワークショップをしました。4歳と5歳の子供たちです。

イスラム模様を作るワークショップ。モノトーンの折り紙を切って貼って、ガイドの幾何学図形が書いてある紙に貼っていきます。

午前中に授業をした小学生と、1歳か2歳しか変わらない子どもたちですが、先生の言うことを聞いたり、椅子に座って工作したりと、できることの差を改めて実感。子どもの成長の早さってすごいんだな。

ぐちゃぐちゃになりながらも、みんなやり遂げました!

1時間の授業でしたがヘトヘトに。幼稚園の先生の大変さが身にしみました。毎日何時間も子ども達に寄り添う先生たち、本当に尊敬です。

来週、ガリ版印刷発信基地にみんなが印刷に来てくれます。どうなることやら!?

とにかく楽しみです。

10月24日(1) 小学校にワークショップに行く

10月24日。朝8時に大塚の基地に集合。今日はインターナショナルイスラミーヤスクール大塚というイスラム教の子供たちが通う小学校に訪問して美術の授業を受け持ちます。1〜2限、8:30に授業開始です。

HandSawPress の菅野、安藤の他に、江上さん、基地のワークショップに参加してくれたオランダ人のヘマさんが来てくれました。

授業では、先日ひらけ!ガリ版印刷発信基地でもやった、大きな絵になるポスター作りを行います。1年生9名、2年生8名の小さな学校で、大塚の小さなマンションの2階と5階が校舎です。美術室も校庭もありません。美術の専門的な先生もいないので、担任の先生は美術の授業にいつも困っているそうです。

それぞれ渡された紙に描かれているラインを何かに見立てて、ストーリーを考えます。公園にみたてたり、道にしたり、ヘビにしたり。その見立てたストーリーをまず、それぞれに描いてもらいました。

海の波に見立ててる子

次にその上にトレーシングペーパーを重ねて、放送紙や折り紙でデコレーションしていきます。

1時間半で2版分のポスター原稿をそれぞれ描いてもらいました。印刷は2週間後に、ガリ版印刷発信基地に来てもらって行います。

授業の最後に2年生から質問が。

「アーティストにはどうやってなれるの?」

私が通った日本の公立小学校は大きな校舎で美術室もあり、大勢の同級生が居て、その中で私は図画工作が得意で、美術の授業がいつも楽しみでした。そのまま好きな美術の道に進み、美術大学を卒業したけど、外国人として(中には日本人の子も居ると思いますが、)小さなインターナショナルスクールに通う子供たちに、自分の辿って来た道は、環境も時代も違いすぎて、何の参考にもならないだろう。正直なんと答えて良いのかわかりませんでした。

10月22日 Beyond Google Maps in 大塚

10月22日、今日は阿部航太さんと一緒に、大塚の町歩きをしながら、Google Mapsに載ってない情報を探して地図を作るワークショップを行います。

しかし、あいにくの雨。。。

滞在制作している江上賢一郎さんの仲間達がたくさん集まってくれました。

だんだん雨が止んできて、無事に散歩開始!阿部チーム、菅野チーム、安藤チームと3班に分かれて、大塚の北と南のエリアに分かれてお散歩開始。

安藤チームは、今までの滞在で顔なじみになったお店に挨拶しながら、その人からおすすめの場所を聞いて歩くことにしました。

手作りの看板が素敵な最中屋さん。シャッターの溝を利用した家具があるのを再発見!

ガリ版印刷発信基地の側にある最中屋さん。いつもお茶を出してくれます。売り子のおばさま達におすすめの場所を訪ねると、「天祖神社にあるさざれ石は見た?」というので、行ってみることに。

あった!これがさざれ石か!

次はオープニングからお世話になっているバーバーマエさんに。

手描きの看板に気合を感じる
魅惑の内装!

創業48年。パンチパーマやアイパーが得意な床屋さんで。内装が素晴らしくて聞いてみたら、「俺はスッとした店は好きじゃないんだよ。浅草のレトロスタイルが好きなんだよ」とのこと。

次はマスジド大塚のモスクへ。いつもお世話になっている代表のハールーンさんは出張中。モスクにいたエジプトとバングラデシュのお兄さん方が話してくれました。

大塚で良く行くお店はあまりなく、池袋の方がたくさんあるみたい。大塚はハラルフードのレストランとかお店がたくさんあると思ったのですが、彼らから言わせると全然少ないみたいでした。

ガリ版印刷発信基地に戻って、他のチームのマップと照らし合わせます。音、看板、飲み屋、人、動物、それぞれ目の付け所が違います。

この地図が、最後にはどんな地図になっていくのか楽しみだなあ。

余談:夜は滞在制作中の江上さんとドイツから来た参加者の方とドイツで流行っているトラッシュアート、トラッシー的なもの話で盛り上がりました。